こんにちは。
街の印刷屋さん アート印刷の遠藤です。
おとぎ話『桃太郎』の絵本が完成しました▼
「なぜ、今さら??」と思うかもしれません。
それは『桃太郎サミット』が
香川県で開催されたからです。
このイベントは、
桃太郎に縁がある土地が持ち回りで
毎年開催しているそうで、
今年は記念すべき第20回だったそうです▼
『桃太郎』の伝説は日本各地に残っています。
例えば、山梨県や愛知県、岡山県などが代表的ですが
香川県高松市鬼無町もそのひとつ。
むかし、総理大臣だった大隈重信が鬼無駅を訪れた際、
「この駅は“おになし” かと思えば
“きなし” と読むそうだ。
なかなか面白い地名だ。
村人は、地名のように、心の中に鬼がないよう、
ますます向上、発展に努力されたい」
と訓示したそうです。
その訓示を耳にして、
地名の由来について調査を始めたのが
大正2年、上笠居小学校(現鬼無小学校)に
赴任した教員 橋本仙太郎氏でした。
香川県高松市の公式観光サイトには、
下記のように紹介されています。
橋本氏によると、
もともと鬼無に伝承されてきた桃太郎は、
886年に讃岐に赴任した菅原道真が
地元漁師から海賊征伐の話を聞いて
物語に仕立てたもの。
橋本氏はそれをもとに
高松の地名や地形を結びつけて、
1930 年に四国民報(現:四国新聞)に
「童話『桃太郎』の発祥地は讃岐の鬼無」
を発表し、高松版の桃太郎が誕生しました。
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個人的には
桃太郎=岡山県のイメージが強かったので、
自分の地元が桃太郎さんと
こんなに縁が深いとはちょっと驚きでした。
また、桃太郎といえば鬼退治。
その鬼が住んでいたのが鬼ヶ島。
その鬼ヶ島のモデルになっているのが
『女木島(めぎじま)』です。
女木島は外周約9km、人口は100人ばかりの
とても小さくのどかな島です。
そんな女木島が脚光を浴びるきっかけになったのも
橋本仙太郎氏が1914 年に発見した洞窟で、
桃太郎伝説と紐付けられて世に発表され、
一躍有名になったそうです。
今では『瀬戸内国際芸術祭』が開催され
多くの観光客でにぎわっています。