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● 超シンプルな詩集の自費出版本が完成しました。

 

こんにちは。

街の印刷屋さん(香川県三木町 アート印刷)の

十河尚史(そごう ひさし)です。

 

今日は、先月発行の詩集 『月の羽化(七沢雅也著)』の装丁を紹介します。

※装丁とは:表紙カバー、見返しなどの製本仕様。さらに表紙デザイン、扉のデザインなども含みます。

 装丁の文例:「この本の装丁はセンスがいい!」「この装丁は誰が担当したのですか?」

 

◆ シンプルな表紙

シンプルでお洒落です。

本のタイトル、著者名をわざと小さく入れています。

写真では分からないと思いますが、

表紙の印刷面を保護するために

PP加工(ビニール被膜を貼る)を施しています▼

 

表紙の色調整が微妙で、4回目の色校正でOK!をいただきました。
表紙の色調整が微妙で、4回目の色校正でOK!をいただきました。

◆ 見返し(みかえし)

表紙と本文の間に入れる色紙を『見返し(みかえし)』と言います。

※見返しを入れない本もあります。

著者の七沢雅也さんは黒の見返しを選びました。

これもお洒落!

 

黒の見返しで、ビシッと引き締まります。
黒の見返しで、ビシッと引き締まります。

◆ 扉(とびら)--- 各章のタイトル

扉も小さな字で超シンプルです!

 

見返しの黒と本文の白で、メリハリ感あり!
見返しの黒と本文の白で、メリハリ感あり!

◆ 余白たっぷりの本文

大きな余白、そして、ゆったりとした行間。

七沢雅也さんはルビ(ふりがな)の入れ方も、かなりこだわっていました。

本文の紙は落ち着いた書籍用紙を使用。

本文総ページ数は50P▼

 

文字と文字との字間や、ルビ(ふりがな)の入れ方もなかり調整しています。
文字と文字との字間や、ルビ(ふりがな)の入れ方もなかり調整しています。

◆ あとがき、もくじ、奥付(おくづけ)

あとがきも超シンプル!
あとがきも超シンプル!
著者の強い要望で目次を巻末へ。
著者の強い要望で目次を巻末へ。
最後の奥付で発行日、著者名、印刷所などを表示する。
最後の奥付で発行日、著者名、印刷所などを表示する。
 裏表紙・・・最後まで一貫して超シンプルに
裏表紙・・・最後まで一貫して超シンプルに

 

以上、

七沢雅也さん流の『装丁』

いかがでしたか?

私も、七沢さん流の

『超シンプル装丁』を学ばせていただきました(^o^)V